2018年 04月11日

アジアカップを見て

今回のアジアカップでベスト8に入ったのは石川、平野、張本、丹羽選手の4人でした。石川選手は中国のトップ4にどれだけ通じるかが焦点でしたが、結果は4ー1で負け力の差がハッキリしました。
自分がかねてより指摘している石川選手の弱点のファ前とバックドライブ、チキータを中国選手がどう攻めるかを注意しながらみていましたが、今回のチンムの作戦はバックドライブ狙いでしたね。
ファ前を警戒してバックに回り込めない石川選手にバックドライブをかけさしてカウンターする作戦でした。石川選手もバッククロスのドライブ、チキータは上手くなっていて結構いい玉が打ててましたが、ストレートに入れにいった玉をカウンターされましたね!!最後はミドルを狙ったのが少し効いたんですが、押しきられました。
最後のセット9ー8石川選手リードの場面でチンムが出したサービスはやはりファ前に素晴らしくコントロールされた斜め下回転でした。かなりあそこは練習しているのがうかがえるプレーで見逃してはダメでしょう(笑)。バックストレートにもっと威力のある玉を打てるようになればいい勝負になるんじゃないかな。
ひじと右足の使い方が大切(企業秘密(笑))です。

男子はいきなり張本選手がファンチェントンに勝ったと言うニュースがながれビックリしましたが、予選リーグだと聞いてガッカリしました。多分本気じゃないと思うからです。

最近張本選手の弱点は明らかになってます。
次の韓国選手がやってましたね。
サイドラインよりのファ前にサービスを出して張本選手のバックハンドのレシーブを封じる作戦です。無理してバックチキータをしてきたらがらあきになったバックを三球目で狙う作戦ですね。水谷選手はもっと巧みにバックストレートのサイドラインよりのサービスを混ぜて張本選手のチキータレシーブを封じる事を成功させて勝利しましたね。それと前回指摘している一本目を山を張られてカウンターされると弱いところです。丹羽選手が捨て身のカウンター作戦で上手くいってましたが最後のセットの10ー8からだしたサービスが真ん中にいってしまい、万事休すでした(笑)。水谷選手のようにバックサイドよりに小さく出していたら丹羽選手が勝っていたと思います。今回は丹羽選手に応援してたので残念です。丹羽選手に望むのはもっと膝をげたパワフルなファハンドを打てるようになって欲しい事です。

いつもながら独断と偏見に満ちたコメントでした(笑)。

谷口英二
 卓球クリニック・博多