2018年 01月02日

グランドファイナルを見て

友人で先輩でもある今年のハイシックスティチャンピオンの政本さんから何か書けという要望があり、今回から最近放送された試合を見て私なりに分析した独断と偏見に満ちたコメントを載せることにしました。

まず12月に放送されたグランドファイナルでの日本人3選手について書きたいと思います。
石川選手はバックのロングラリーに著し進歩が見られたが、それにたよりすぎて得意のホアで決めるという意識が見られなかったのが残念でした。また台上プレイが左たい左ということもあって、入れるだけのチキータとホア前の単純なストップに終始し得点につながらなかったのが敗因では?

次の伊藤選手はホア前に下回転、バックとミドルにナックルロングのパターンでレシーブ攻撃を封じ込められたのが敗因かな、それに伊藤選手が得意とするフラット打ちはネットより低い球は力学的に強く打てばオーバーしやすいため、その辺を中国選手に狙われたようだ?
ネットより低い球は深くて速い質のいいドライブ(企業秘密(笑))で攻めることが大事です。最後に今私が一番研究したいと思っている張本選手ですが、試合は負けちゃったんですが、まだフィジカル的に成長していない14才の少年がなぜ世界のトップ選手と互角に渡りあえるのかを私なりに分析すると、横の動きがまだ不十分なところをバックの技術で補っている点です

相手の回転におうじて最適の角度(企業秘密(笑))で打つことでスピードを出しています。フリーハンドで上手くバランスをとっている点も木造選手は参考にすべきですね。

谷口英二
 卓球クリニック・博多